腹部超音波検査による犬胆嚢内貯留物の発生状況 Prevalence of Gallbladder Retention in Dogs as Assessed by Ultrasonography

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抄録

一般診療施設に来院した犬のうち無作為に選んだ雄114頭、雌100頭の合計214頭について、胆嚢内貯留物の有無を超音波診断装置で検査した。214頭中20頭(9.3%)に胆嚢内貯留物を認めた。内訳は健康犬87頭中5頭(5.7%)、疾患犬127頭中15頭(11.8%)であった。疾患犬で胆嚢内貯留物を認めたのは、甲状腺機能低下症では6頭中4頭(67%)、肝臓胆嚢疾患では8頭中4頭(50%)、膵臓炎では3頭中1頭(33%)であった。なお胆嚢内貯留物の内訳は、固着胆泥は20頭中3頭(15%)、胆嚢粘液嚢腫様胆泥は20頭中4頭(20%)であった。胆嚢内貯留物陽性犬の平均年齢は、粘液嚢腫様胆泥が13.7歳と最も高く、固着胆泥が11.8歳、可動性胆泥が7.6歳であり、胆嚢内貯留物陽性犬の年齢は、陰性犬に比べて高い傾向がみられた。以上、胆嚢内貯留物形成に犬の高齢化や疾患が関与していることが推測された。

収録刊行物

  • 日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association  

    日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association 59(4), 271-274, 2006-04-20 

    日本獸医師会

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キーワード

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10018129086
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00191857
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    SHO
  • ISSN
    04466454
  • NDL 記事登録ID
    7874027
  • NDL 雑誌分類
    ZR22(科学技術--農林水産--畜産)
  • NDL 請求記号
    Z18-352
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  IR 
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