電子カルテシステムによる医事業務の変化とその有用性

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タイトル別名
  • The Changes of Duties after the Introduction of Electronic Chart System and Its Usefulness
  • デンシ カルテ システム ニ ヨル イジ ギョウム ノ ヘンカ ト ソノ ユウヨウセイ

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抄録

安城更生病院は愛知県の中央部に位置する692床の比較的規模の大きい病院である。平成14年4月の新築移転と同時に,当時,全国的に稀な電子カルテシステムの導入に踏み切った。今回のシステム導入により,それまではオーダリングシステムさえ持たなかった紙カルテによる病院の運用は劇的に変化した。これは医事課における業務にも同様で,様々な効果をもたらした。今回は,電子カルテシステムの導入が,医事業務にもたらした変化と有用性について報告を行なう。また,今回導入した医事システムの特徴としては,(1)データ抽出機能 (Data Ware House),(2)債権管理システム,(3)レセプトイメージ機能などが挙げられるが,その点についても報告するとともに,今回はこれらの機能による多くの有用な効果のうち,特に,(1)診療基礎データ,(2)人員配置や人件費の変化,(3)業務精度向上効果,(4)患者サービス効果,(5)倉庫削減効果,(6)用紙削減効果,(7)職員アンケートという視点により考察を加える。

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