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- 木下 厳太郎
- 宝塚市立病院整形外科
書誌事項
- タイトル別名
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- Salvage operation using modular reconstruction endoprostheses for periprosthetic fractures of the proximal femur
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抄録
(目的)我々は,腫瘍用人工関節を,人工骨頭周辺に発生した骨折症例に応用しているので報告する.(対象)HMRS近位大腿骨置換術を行った人工骨頭周辺骨折・Bethea分類タイプC:3例,KLS全人工股関節置換術を行ったタイプA:1例を対象とした.全例女性で,平均年齢は73.8歳であった.(方法)手術時間,出血量,術後経過を調査し,本法の有用性を検討した.(結果)手術時間は,1時間40分~2時間40分であった.出血量は,大腿骨置換のみを行った3例は,270g,350g,700g,全人工股関節置換術を行った症例では1420gであった.車椅子開始は,術後3~10日目,歩行訓練開始は,術後6~20日目,最終歩行能力は,T杖歩行2名,平行棒内歩行2名であった.(結論)手術侵襲は,骨接合術や通常型人工関節の再置換術と比べて,決して大きいものでは無く,早期離床が可能であり,適応を十分に吟味すれば有用な方法であると思われた.
収録刊行物
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- 中部日本整形外科災害外科学会雑誌
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中部日本整形外科災害外科学会雑誌 49 (3), 421-426, 2006
中部日本整形外科災害外科学会
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詳細情報
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- CRID
- 1390282679901475840
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- NII論文ID
- 130004055327
- 10018166110
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- NII書誌ID
- AN00146397
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- ISSN
- 13490885
- 00089443
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可