心・血管系と再生医療 Regenerative medicine in cardiovascular system

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抄録

かつて, 成体の血管新生は近傍の血管内皮細胞の遊走・分裂・増殖によると考えられていたが, 1997年に Asahara, Isner 両博士らにより, 成体においても骨髄由来の血管内皮前駆細胞 (EPC) が血管再生に寄与していることが提唱され, 心・血管再生医療という概念が誕生した. また, 血管前駆細胞が血管平滑筋に分化して粥状動脈硬化やリモデリングに関わる可能性も示唆されている. 2001年には Orlic, Anversa 両博士らが心筋再生というパラダイムを発表し, さらにこの領域における研究に拍車がかかっている. 実際に自家骨髄・血液由来細胞を虚血性心・血管疾患の被験者に投与する種々の臨床試験が国内外で開始され, 有望な成果が報告されている. しかしこれらについて必ずしも充分に前臨床試験が施行されているわけではないので, その安全性・妥当性については未だ不安が残る. 本稿ではこの領域における最近の知見について, 自らの研究データも含めて紹介する.

収録刊行物

  • 日本老年医学会雑誌  

    日本老年医学会雑誌 43(3), 322-325, 2006-05-25 

    The Japan Geriatrics Society

参考文献:  31件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10018178474
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00199010
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    REV
  • ISSN
    03009173
  • NDL 記事登録ID
    7993643
  • NDL 雑誌分類
    ZS21(科学技術--医学--内科学)
  • NDL 請求記号
    Z19-25
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  J-STAGE 
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