造血器腫瘍に対する分子標的療法

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著者

    • 松村 到
    • 大阪大学大学院医学系研究科血液・腫瘍内科
    • 金倉 譲
    • 大阪大学大学院医学系研究科血液・腫瘍内科

抄録

造血器腫瘍の分野においては分子標的療法という言葉がもてはやされる以前からATRAによるAPLの治療が行われてきた. また, 他の分野に先駆けてCMLにimatinib, B細胞悪性リンパ腫にrituximabが臨床応用されてきた. 両薬剤は, 共に際立った有効性を示し, 現在ではそれぞれの疾患の治療に欠くことのできないキードラッグである. 昨年, この2剤に引き続き, 亜砒酸, Am80, 抗CD33抗体が保険認可された. 既に悪性リンパ腫に対する<sup>90</sup>Y-ibritumomabの臨床試験は終了しており, imatinib耐性CMLに対する新規BCR-ABL阻害剤AMN107, BMS354825の臨床治験も始まっている. 更に, プロテアソーム阻害剤bortezomibも近く認可される予定である. 今後, 更に分子標的療法が進歩し, 造血器腫瘍の治療成績が更に改善されることを期待したい.

収録刊行物

  • 日本内科学会雑誌  

    日本内科学会雑誌 95(7), 1375-1381, 2006-07-10 

    The Japanese Society of Internal Medicine

参考文献:  10件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10018198595
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00195836
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    REV
  • ISSN
    00215384
  • NDL 記事登録ID
    8038281
  • NDL 雑誌分類
    ZS21(科学技術--医学--内科学)
  • NDL 請求記号
    Z19-222
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  J-STAGE 
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