びまん性肺疾患:診断と治療の進歩  II.注目の疾患  5.特発性肺線維症(IPF)と非特異的間質性肺炎(NSIP)

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  • 特発性肺線維症(IPF)と非特異的間質性肺炎(NSIP)
  • トクハツセイ ハイ センイショウ IPF ト ヒトクイテキ カンシツセイ ハイエン NSIP

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抄録

特発性間質性肺炎 (IIPs) の中で特発性肺線維症 (IPF) は頻度が高く, 有効な治療法が乏しいため, IPFをその他のIIPsと鑑別し, 診断することが重要である. その他のIIPsの代表が非特異的間質性肺炎 (NSIP) である. 両者の最終的鑑別は外科的肺生検に委ねるしかないが, 典型的IPFは臨床経過とHRCTで診断可能であり, 一般内科医にも可能である. そのポイントは, 50歳以上, 慢性経過で発症する呼吸器症状のある患者に聴診上fine cracklesを聴取し, HRCTにて肺底部胸膜直下に蜂巣肺を認めることである.

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