潰瘍性大腸炎に重症の巨細胞性心筋炎を合併した1例

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タイトル別名
  • Fatal giant-cell myocarditis complicated with ulcerative colitis.
  • 今月の症例 潰瘍性大腸炎に重症の巨細胞性心筋炎を合併した1例
  • コンゲツ ノ ショウレイ カイヨウセイ ダイチョウエン ニ ジュウショウ ノ キョサイボウセイ シンキンエン オ ガッペイ シタ 1レイ

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抄録

症例は46歳男性. 10年前から再燃緩解型潰瘍性大腸炎で治療中であった. 胸部絞扼感にて近医を受診し, 心エコーにて左室壁の浮腫と壁運動の低下を認めた. 心筋炎の診断で, ステロイドパルス療法施行されたが, 心室頻拍となり当院へと紹介された. 経皮的心肺補助法 (PCPS), 大動脈内バルーンパンピング (IABP) 施行時の心筋生検にて, 巨細胞性心筋炎と診断された. シクロスポリンの投与を試みたが, 心筋の収縮力は改善せず死亡された.

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参考文献 (10)*注記

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