尿細管イオン輸送体

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  • 水・電解質:診断の実際とその進歩  II.膜輸送体蛋白と尿細管機能異常の進歩  1.尿細管イオン輸送体
  • ニョウ サイカン イオン ユソウタイ

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Abstract

腎臓は, 細胞外液の物理化学的性状を至適環境に制御できる唯一の器官である. 限外濾過圧で漉し出された糸球体濾液から, 有用なものを再吸収し, 不用・過剰なものを調節的に分泌することにより, 細胞外液の恒常性を保っている. 尿細管細胞のイオン・有機溶質輸送の分子機構は, 細胞膜 (管腔側・血管側) に発現する膜輸送体 (ポンプ・キャリアー・チャネル) を経路として, 直接・間接的に化学エネルギー (ATP) 消費に依存する膜輸送・上皮輸送である. 尿細管の各セグメントには特異な膜輸送体が発現し, それぞれの機能を特徴づけている.

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