腹部超音波検査および腹部CTで術前診断しえた肺癌小腸転移穿孔の1例 A Case of Perforation of Small Intestine Metastasis of the Lung Cancer that Abdominal Supersonic Wave Inspection and Abdominal CT Scan was Useful for a Diagnosis

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抄録

症例は54歳男性, 肺癌にて化学療法, 放射線療法施行され, 以後経過観察していた。約一年後に突然の激しい腹痛を自覚し, 腹部CT, 超音波検査で腹腔内遊離ガス像, および小腸腫瘍を認めた。小腸腫瘍穿孔の診断のもと, 緊急手術を施行した。Treitz靱帯より25cmの空腸に穿孔を伴った腫瘍を認め, 空腸切除術を行った。腫瘍の病理学的検査により, 肺癌の生検標本と類似していたため, 肺癌小腸転移穿孔による汎発性腹膜炎と診断した。肺癌の小腸転移による穿孔は終末期の経過中に発生することが多いためその予後は不良である。肺癌の消化管転移は頻度が少なく診断も困難であるが, 肺癌患者で腹部症状を呈する場合には, 消化管転移の可能性についても留意する必要があると考えられた。

収録刊行物

  • 日本外科系連合学会誌  

    日本外科系連合学会誌 31(2), 160-164, 2006-04-30 

    日本外科系連合学会

参考文献:  8件

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キーワード

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10018201349
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00002502
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    03857883
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
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