好中球エラスターゼ阻害薬シベレスタットナトリウム水和物(エラスポール^【○!R】)の術中投与が有効と思われた肺気腫合併左肺癌の1手術例 Intraoperative Administration of Sivelestat Sodium Hydrate (Elaspol^【○!R】) for Acute Respiratory Disorder in Patient with Lung Cancer

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著者

抄録

肺癌根治手術例に対し, 術中よりシベレスタットナトリウムを投与して, 良好な結果を得た。74歳, 男性。脊椎管狭窄症にて整形外科入院加療中, 胸部異常影を指摘され, 同年6月当科に紹介, 転科となる。精査にて左肺癌と診断, 肺気腫症による低肺機能のため術前呼吸訓練を3週間行ってから手術施行した。左肺上葉切除したところ, 微小血栓塞栓症によると思われる残存左肺下葉の鬱血が進行し, 左肺全摘となった。手術拡大の過大侵襲からSIRS : systemic inframmatory response syndromeによる肝障害の可能性を考え, 術中よりシベレスタットナトリウム水和物 (以下エラスポール®) 投与開始した。経過中エラスポール®は0.2g/kg/hrで術後14日間使用した。術後呼吸状態は不良で, 人工呼吸管理を要したが, 徐々に回復して術後7日目に抜管し, 術後第25病日退院した。

収録刊行物

  • 日本外科系連合学会誌  

    日本外科系連合学会誌 31(2), 165-169, 2006-04-30 

    日本外科系連合学会

参考文献:  7件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10018201358
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00002502
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    03857883
  • データ提供元
    CJP書誌  J-STAGE 
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