食道のいわゆる癌肉腫の1治験例 A Resected Case of So-called Carcinosarcoma of the Esophagus

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抄録

今回われわれは有茎性ポリープ状で深達度M3のいわゆる食道癌肉腫の1切除例を経験したので報告する。症例は68歳男性, 喉頭癌にて化学放射線治療後, 上部消化管内視鏡検査にて上切歯列より28~31cmに有茎性の腫瘍を認め, 生検にて扁平上皮癌の診断を得た。喉頭癌の再発徴候はなく, 頸部リンパ節転移は認めなかったため, 放射線照射後の影響を考慮し, 開腹先行右開胸開腹胸部食道亜全摘術, 胸腔内食道胃管吻合術を施行した。摘出標本は4×3.5×2cm, 白色調で有茎性ポリープ様の腫瘍であった。組織学的には, 扁平上皮癌部分と肉腫様部分からなり両者間に移行像が認められ, いわゆる癌肉腫と診断した。#105リンパ節転移を認めたため術後CDDP, 5-Fuによる化学療法を施行した。食道のいわゆる癌肉腫は比較的稀な疾患であり深達度Mの症例はきわめて稀であるため若干の文献的考察を加え報告する。

収録刊行物

  • 日本外科系連合学会誌  

    日本外科系連合学会誌 31(2), 170-174, 2006-04-30 

    日本外科系連合学会

参考文献:  11件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10018201366
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00002502
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    03857883
  • データ提供元
    CJP書誌  J-STAGE 
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