肝硬変, 脾機能亢進症による著明な低血小板血症を合併した早期胃癌の1治験例 A Case of Early Gastric Cancer with Esophageal Varix, Liver Cirrhosis and Hypersplenism

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著者

    • 櫻井 健一 SAKURAI Kenichi
    • 日本大学医学部外科学講座乳腺内分泌外科部門 Division of Breast and Endocrine Surgery, Department of Surgery, Nihon University School of Medicine
    • 天野 定雄 AMANO Sadao
    • 日本大学医学部外科学講座乳腺内分泌外科部門 Division of Breast and Endocrine Surgery, Department of Surgery, Nihon University School of Medicine
    • 榎本 克久 ENOMOTO Katsuhisa
    • 日本大学医学部外科学講座乳腺内分泌外科部門 Division of Breast and Endocrine Surgery, Department of Surgery, Nihon University School of Medicine
    • 松尾 定憲 MATSUO Sadanori
    • 日本大学医学部外科学講座乳腺内分泌外科部門 Division of Breast and Endocrine Surgery, Department of Surgery, Nihon University School of Medicine
    • 北島 晃 KITAJIMA Akira
    • 日本大学医学部外科学講座乳腺内分泌外科部門 Division of Breast and Endocrine Surgery, Department of Surgery, Nihon University School of Medicine
    • 根岸 七雄 NEGISHI Nanao
    • 日本大学医学部外科学講座乳腺内分泌外科部門 Division of Breast and Endocrine Surgery, Department of Surgery, Nihon University School of Medicine

抄録

肝硬変に伴う脾機能亢進症, 食道静脈瘤を合併した早期胃癌の1例を経験し, 治療方針に難渋したので報告する。症例は48歳, 男性。アルコール性肝硬変の診断にて加療を受けていた。上部消化管内視鏡検査を施行したところ, 食道静脈瘤と胃角部小彎側前壁にType 0-IIc病変が存在し, 生検にてGroup Vの診断を得た。超音波内視鏡にてsmの深達度診断であった。腹部造影CT検査にて脾腫と脾門部より連なる左胃静脈系と短胃静脈系の拡張を認めた。肝機能はchild B, ICG 15分値は29.1%であった。胃癌の術式決定に難渋したが, 結局, 胃全摘術+脾臓摘出術+D1+αリンパ節郭清術を施行した。術後経過は良好であり, 合併症なく第21病日に退院した。病理組織診断は低分化型腺癌で深達度はmであり, 総合所見はfT1, fN0, fH0, fP0, fCY0=f Stage IAであった。肝硬変の予後の向上に伴って, 今後このような症例の増加が予想されるので, 個々の症例に最適な術式を選択することが必要と思われた。

収録刊行物

  • 日本外科系連合学会誌  

    日本外科系連合学会誌 31(2), 179-183, 2006-04-30 

    日本外科系連合学会

参考文献:  8件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10018201386
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00002502
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    03857883
  • データ提供元
    CJP書誌  J-STAGE 
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