先天性AT-III欠損症に合併した小腸静脈瘤破裂の1例 A Case of the Ruptured Varix of the Small Intestine in a Patient with Congenital Antithrombin-III Deficiency

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抄録

先天性AT-III欠損症の加療中に, 小腸静脈瘤破裂を合併した症例を経験したので報告する。症例は46歳, 男性。腸間膜静脈血栓症にて小腸部分切除術, 門脈血栓症にて摘脾術の既往があり, 34歳時より先天性AT-III欠損症と診断され週3回AT-III製剤の投与を受けていた。下血を主訴に入院し, 上部下部消化管内視鏡では出血源を特定できなかった。腹部血管造影CTにて, 下大静脈, 門脈は完全閉塞しており, 腹壁内の拡張静脈と交通する小腸静脈瘤が認められた。さらに, 腸管内への造影剤の漏出を認め, 小腸静脈瘤破裂と診断し緊急手術を施行した。術中腹壁と小腸の静脈が交通している部位を同定すると, 腸管外から小腸内の静脈瘤を確認できたため, 小腸部分切除術を施行した。以後静脈瘤破裂の再発はなく経過良好である。

収録刊行物

  • 日本外科系連合学会誌  

    日本外科系連合学会誌 31(2), 189-193, 2006-04-30 

    日本外科系連合学会

参考文献:  19件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10018201409
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00002502
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    03857883
  • データ提供元
    CJP書誌  J-STAGE 
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