歯ブラシ誤飲による下部小腸穿孔の1例 A Case of Small Intestinal Perforation caused by Swallowed Toothbrush

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抄録

48歳男性, 統合失調症にて加療中, 腹痛を主訴に来院した。下腹部に軽度の圧痛を認めたが腹膜刺激徴候は明らかでなかった。腹部単純X線で下腹部に4列に並んだ約4cm長の破線状の陰影を認め, CTでは骨盤内の拡張した腸管腔内に1cm径の鋸状陰影を認めた。患者は異物誤飲や直腸への異物挿入を否定していた。経肛門的腸管内異物を疑い緊急下部内視鏡検査を行ったが異常所見を認めなかった。腹痛が増強した為, 翌日緊急開腹術を施行した。腹腔内には汚染腹水を認め, 回盲部より50cm口側の回腸に歯ブラシのブラシ部および持ち手先端による2カ所の腸穿孔を認めた。約30cmの回腸切除術を行った。術後, 麻痺性イレウスを合併するも軽快し退院となった。自験例は, 誤飲した歯ブラシが小腸に先進, 穿孔した極めて稀な症例である。若干の文献的考察を加えて報告する。

収録刊行物

  • 日本外科系連合学会誌  

    日本外科系連合学会誌 31(2), 194-197, 2006-04-30 

    日本外科系連合学会

参考文献:  9件

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被引用文献:  1件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10018201429
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00002502
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    03857883
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
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