A Case Report of Pelvic Actinomycosis Causing Rectal Stricture

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  • 著明な直腸狭窄を呈した骨盤放線菌症の1例

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症例は50歳, 女性。平成16年10月初旬ごろより腹痛を自覚し近医受診。注腸にて直腸RsからS状結腸にかけて著明な狭窄を認め直腸癌の疑いにて11月24日当科紹介入院となった。解診上, 下腹部に圧痛を伴う手拳大の硬い腫瘤を触知した。腹部CTにて直腸壁の著明な肥厚と子宮への直接浸潤を認めた。下部内視鏡にて歯状線より18cmに粘膜の発赤・浮腫を伴う潰瘍性病変を認め直腸癌を疑い, 12月2日手術を施行した。腹腔内は癒着が高度で子宮背側と直腸が一塊となり剥離面より膿汁の排出を認め低位前方切除術および子宮合併切除術を施行した。子宮内には避妊具が挿入されており直腸と子宮との境界は不明瞭であった。病理組織学上, 子宮内膜に放線菌の菌塊 (Druse) を認め子宮付属器放線菌症の直腸浸潤と診断した。術後7日目で退院され現在再発なく外来にて経過観察中である。

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