空間標本化法による立体映像の検討

• 妹尾 孝憲

  東京大学先端科学技術研究センター

• 青木 輝勝

  東京大学先端科学技術研究センター

• 安田 浩

  東京大学国際·産学共同研究センター

• 小暮 拓世

  東京大学国際·産学共同研究センター

書誌事項

タイトル別名

• A Study of Space-Sampling Method for 3D Movies
• クウカン ヒョウホンカホウ ニ ヨル リッタイ エイゾウ ノ ケントウ

抄録

近年のディジタル画像処理技術の進化に伴い，映画の立体化が進行しつつある．現在最も実現可能性の高い方法は，両眼視差を利用した偏光眼鏡方式と思われるが，眼鏡方式に起因する違和感や疲労感があり，眼鏡の不要な立体映像の実用化が強く望まれている．本稿では，空間標本化法による裸眼立体映像の実現性について検討した結果を報告する．空間標本化法は，三次元の実空間をレンズにより小空間に写像し，これを三次元標本化することで，立体映像データを取得し，三次元ディスプレイに表示することで映像空間を再生する．この再生映像を屈折スクリーンに投映することにより，元のスケールの三次元映像空間を再現すること もできる．多層化撮像·表示デバイス，奥行解像度，ボケの透明化，オクルージョン問題について検討を行った．

収録刊行物

• 画像電子学会誌

  画像電子学会誌 35 (4), 317-325, 2006

  一般社団法人 画像電子学会

キーワード

• 立体映像
• 空間標本化
• 透明撮像·表示デバイス
• 屈折スクリーン
• ボケ除去

詳細情報

• CRID: 1390001204611300864
• NII論文ID: 10018229418
• NII論文ID: 10018229429
• NII書誌ID: AN00041650
• DOI: 10.11371/iieej.35.317
• ISSN: 13480316
• ISSN: 02859831
• NDL書誌ID: 8064669
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I8064669
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可