養殖ブリの Lactococcus garvieae, Streptococcus iniae および S. dysgalactiae 検出のための複合PCR Multiplex PCR for Detection of Lactococcus garvieae, Streptococcus iniae and S. dysgalactiae in Cultured Yellowtail

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抄録

レンサ球菌症は、日本の養殖ブリ、カンパチおよびサケ科魚類の重要な病気の一つであり、経済的に問題となる。Streptococcus iniaeは海産魚と淡水魚の病原体として知られている。いっぽう、Lactococcus garvieae とStreptococcus dysgalactiaeはブリおよびカンパチの病原体として知られている。しかしながら、これらの病原体の混合感染症がブリで発生しているため、正確な診断は時に困難である。主たる病原体が何であるのかを特定するために、この研究の中で複合PCRによる診断の有効性について検討を行った。PCRは、L. garvieaeでは 16S rRNAから、S. dysgalactiaeでは16S-23S rDNAのITS領域から、またS. iniaeではlactate oxidaseから設計されたプライマーを使用して行った。これらを使用した複合PCRにより、培養したL. garvieae、S. dysgalactiaeおよびS. iniaeから各々明瞭な1,100、259および870bpの増幅産物が得られ、非特異的な増幅産物は得られなかった。また、ニジマスにこれら3種の細菌を接種し、各組織から複合PCRにより各細菌の検出を試みた結果、迅速で正確に各細菌の増幅産物を得ることができた。このことから本複合PCRはブリのレンサ球菌症の診断に有効であると判断された。

収録刊行物

  • 水産増殖  

    水産増殖 54(3), 269-274, 2006-09-20 

    水産増殖談話会

参考文献:  14件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10018255282
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00124667
  • 本文言語コード
    ENG
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    03714217
  • NDL 記事登録ID
    8521979
  • NDL 雑誌分類
    ZR26(科学技術--農林水産--水産)
  • NDL 請求記号
    Z18-761
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  IR 
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