人為催熟された雌ニホンウナギにおける血中甲状腺ホルモン量および甲状腺活性の変化 Changes in Serum Thyroid Hormone Levels and Thyroid Gland Activity in Artificially Maturing Female Japanese Eel (Anguilla japonica)

この論文にアクセスする

この論文をさがす

著者

抄録

ニホンウナギAnguilla japonicaの生殖における甲状腺の役割を調べることを目的として、サケ脳下垂体磨砕物(SPH)投与により人為催熟された雌個体の甲状腺活性を測定した。甲状腺活性(濾胞上皮細胞高)は、SPH投与前(前卵黄形成期)に高く、卵黄形成初期(約8.3μm)でさらに増加し、卵黄形成後期と核移動期(約4.2μm)には低下した。甲状腺ホルモンであるチロキシン(T4)およびトリヨードチロニン(T3)の血中量は卵黄形成初期(T4;約3.5ng/ml、T3;約4.1ng/ml)で高く、その後減少(T4;約0.4ng/ml、T3;約0.03ng/ml)し、甲状腺活性を反映した。以上の結果から、人為催熟されたニホンウナギにおいては、甲状腺活性は卵巣発達と負の関係にあることが示唆された。排卵前のニホンウナギにおける血中甲状腺ホルモン量は他魚種における値と比較して低く、正常値ではないかもしれない。

収録刊行物

  • 水産増殖  

    水産増殖 54(3), 283-292, 2006-09-20 

    水産増殖談話会

参考文献:  37件

参考文献を見るにはログインが必要です。ユーザIDをお持ちでない方は新規登録してください。

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10018255318
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00124667
  • 本文言語コード
    ENG
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    03714217
  • NDL 記事登録ID
    8522025
  • NDL 雑誌分類
    ZR26(科学技術--農林水産--水産)
  • NDL 請求記号
    Z18-761
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  IR 
ページトップへ