石狩川産ヤマトシジミの産卵期の年変動 Annual Variation in Spawning Season of the Brackish Water Bivalve, Corbicula japonica Prime in the Ishikari River

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抄録

石狩川におけるヤマトシジミの産卵期の年変動を調べるため、2001~2005年まで5カ年にわたり、6月~9月に定点で標本を採集し、卵巣の塗末標本により熟度観察を行った。熟度観察による産卵開始時期が最も早かったのは2004年の6月下旬で、最も遅かったのは2003年の8月下旬で、約2カ月の差異がみられた。産卵開始時には定点の水温が22.5℃付近であったことから、この水温帯で産卵を開始したと考えられ、産卵の遅速は水温22.5℃に達する時期の違いであると結論づけた。また、産卵盛期の開始は2004年が7月上旬で最も早く、その期間は8月上旬まで及び、長かった。逆に、産卵盛期の開始が遅かったのは2003年と2005年の8月下旬で、期間は9月上旬までで短かった。産卵盛期の期間は、産卵期の初期に産卵を開始し、水温22.5℃を超えて急激に高めに経過した2004年は長く、稚貝加入に有利であった。反面、水温上昇が緩やかで、産卵期の後期にこの水温に達した2003年は産卵盛期の期間が短かく、稚貝加入に不利であると考えられた。

収録刊行物

  • 水産増殖  

    水産増殖 54(3), 313-318, 2006-09-20 

    水産増殖談話会

参考文献:  15件

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被引用文献:  1件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10018255409
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00124667
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    03714217
  • NDL 記事登録ID
    8522102
  • NDL 雑誌分類
    ZR26(科学技術--農林水産--水産)
  • NDL 請求記号
    Z18-761
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  IR 
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