バセドウ病に糖尿病ケトアシドーシスを合併し経過中にチアマゾールによる顆粒球減少症をきたした1例 A Patient with Graves' Disease and Diabetic Ketoacidosis Associated with Granulocytopenia Induced by Thiamazole

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抄録

症例は16歳女性.半年前より体重減少,口渇あり.近医でバセドウ病と診断.2005年3月18日よりチアマゾール内服開始.その後も症状改善なく当院紹介受診.採血上PG 466 mg/d<i>l</i>,HbA<sub>1C</sub> 11.9%,ケトアシドーシスを認め4月8日糖尿病ケトアシドーシスにて入院.抗GAD抗体5,990 U/m<i>l</i>と高値を示し1型糖尿病と診断.入院後徐々に顆粒球減少を認めたためチアマゾールの内服を中止し,甲状腺亜全摘を施行した.チアマゾール内服中止後,顆粒球は改善した.HLA遺伝子解析では,1型糖尿病とバセドウ病との共通の疾患感受性遺伝子を認め,さらにチアマゾールの副作用についての疾患感受性遺伝子も認めており,1型糖尿病とバセドウ病の発症および,チアマゾールの副作用にHLAクラスII分子を介した共通の自己免疫誘導機構の関与が推察された.

収録刊行物

  • 糖尿病 = Journal of the Japan Diabetes Society  

    糖尿病 = Journal of the Japan Diabetes Society 49(7), 551-554, 2006-07-30 

    THE JAPAN DIABETES SOCIETY

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10018260101
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00166576
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    0021437X
  • NDL 記事登録ID
    8061313
  • NDL 雑誌分類
    ZS21(科学技術--医学--内科学)
  • NDL 請求記号
    Z19-401
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  J-STAGE 
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