A Patient with Graves' Disease and Diabetic Ketoacidosis Associated with Granulocytopenia Induced by Thiamazole

DOI Web Site 1 Citations 12 References
  • Kato T.
    愛知県厚生農業協同組合連合会　加茂病院内科
  • Kuchiwaki K.
    愛知県厚生農業協同組合連合会　加茂病院内科
  • Yoshimura M.
    愛知県厚生農業協同組合連合会　加茂病院内科
  • Maseki S.
    愛知県厚生農業協同組合連合会　加茂病院耳鼻咽喉科
  • Yoshioka M.
    愛知県厚生農業協同組合連合会　加茂病院耳鼻咽喉科
  • Miyamoto N.
    愛知県厚生農業協同組合連合会　加茂病院耳鼻咽喉科
  • Sawai Y.
    愛知県厚生農業協同組合連合会　加茂病院内科
  • Kanayama H.
    愛知県厚生農業協同組合連合会　加茂病院内科
  • Ito M.
    藤田保健衛生大学内分泌代謝内科

Bibliographic Information

Other Title
  • バセドウ病に糖尿病ケトアシドーシスを合併し経過中にチアマゾールによる顆粒球減少症をきたした1例
  • 症例報告 バセドウ病に糖尿病ケトアシドーシスを合併し経過中にチアマゾールによる顆粒球減少症をきたした1例
  • ショウレイ ホウコク バセドウビョウ ニ トウニョウビョウ ケトアシドーシス オ ガッペイ シ ケイカ チュウ ニ チアマゾール ニ ヨル カリュウキュウ ゲンショウショウ オ キタシタ 1レイ

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Abstract

症例は16歳女性．半年前より体重減少，口渇あり．近医でバセドウ病と診断．2005年3月18日よりチアマゾール内服開始．その後も症状改善なく当院紹介受診．採血上PG 466 mg/dl，HbA1C 11.9％，ケトアシドーシスを認め4月8日糖尿病ケトアシドーシスにて入院．抗GAD抗体5,990 U/mlと高値を示し1型糖尿病と診断．入院後徐々に顆粒球減少を認めたためチアマゾールの内服を中止し，甲状腺亜全摘を施行した．チアマゾール内服中止後，顆粒球は改善した．HLA遺伝子解析では，1型糖尿病とバセドウ病との共通の疾患感受性遺伝子を認め，さらにチアマゾールの副作用についての疾患感受性遺伝子も認めており，1型糖尿病とバセドウ病の発症および，チアマゾールの副作用にHLAクラスII分子を介した共通の自己免疫誘導機構の関与が推察された．

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