書誌事項
- タイトル別名
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- Measures of icing and snow accretion on transmission line
- ソウデン セツビ ノ チャクヒョウ セツ タイサク
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抄録
東京電力(株)が過去40年以上にわたって実施してきた送電設備に関する着氷雪対策技術の状況についてまとめた.本報告書では着氷雪現象のうち特に樹氷型着氷と湿型着雪を対象とした.現象の把握や送電設備への機械的影響,その影響を軽減するための対策技術について述べる.観測データは,現地での有人による直接的な調査や実規模試験線などを用いた調査結果である.着氷雪現象の物理的理論や数値解析,対策技術(偏心重量錐と回転自在型スペーサ,ルーズスペーサなど)の基本的考え方は,各検討段階において学識者やメーカ各社と協働で蓄積した.それらの技術が現実的に有効であるか否かについて,現地で自然発生する着氷雪や強風に曝される実規模試験線(高石山試験線,最上試験線)を用いて観測した.観測の結果,送電線への着氷雪に伴う荷重の増加量や振動抑止装置の効果を再現性あるデータで示すことができた.これらの成果は,現在運用されている送電設備に適用され,安定運用に貢献している.
収録刊行物
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- 雪氷
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雪氷 68 (5), 457-466, 2006
公益社団法人 日本雪氷学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282681438263552
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- NII論文ID
- 10018266518
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- NII書誌ID
- AN00131221
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- ISSN
- 18836267
- 03731006
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- NDL書誌ID
- 8522655
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可