大規模小売店舗立地法における交通にかかわる独自基準の作成

書誌事項

タイトル別名
  • Establishment of Local Standard of traffic concerns on the Large-Scale Retail Stores Location Law
  • ダイキボ コウリ テンポ リッチホウ ニ オケル コウツウ ニ カカワル ドクジ キジュン ノ サクセイ

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抄録

平成12年6月に大規模小売店舗立地法の施行により立地規制が緩和され、交通環境評価などの一定の基準をクリアすると比較的容易に開発許可がなされるようになった。近年の商業施設開発は大規模なものが多く、それらが立地することで交通環境に及ぼす影響は大きい。特に郊外部は公共交通の利便性が低く、来客の多くが自動車交通に依存することから、開発地周辺部における交通環境悪化が懸念されている。大店立地法の施行から5年が経過し、地方公共団体による運用の過程で新たな課題が見出されたことにより指針の見直し作業が行われ、平成17年10月より「大規模小売店舗を設置するものが配慮すべき事項に関する指針」が改正された。大店立地法旧指針値は全国一律であるが、改定指針では「法の運営主体が地域の実情に応じ、地域の基準を定め、予め公表している場合には、当該地域の基準を用いるものとする」とされ、地域ごとの独自基準で判断できるようになった。そこで、本研究では栃木県を対象に地域特性を反映した基準を作成することで、より県内の実態に即した運用を検討する。特に旧指針との乖離が目立つ交通環境において、栃木県における独自の基準作成を目的とする。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 41.3 (0), 133-138, 2006-10-25

    公益社団法人 日本都市計画学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (7)*注記

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