時間圏域を用いた高速道路インターチェンジ間隔の評価

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タイトル別名
  • Evaluation of Spacings between Interchanges on Expressways from Travel Time
  • ジカンケンイキ オ モチイタ コウソク ドウロ インターチェンジ カンカク ノ ヒョウカ

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抄録

本研究では高速道路インターチェンジ(IC)の設置間隔を時間圏域を用いて評価する.高速道路が一直線に延び,一般道路上は直線距離で移動できるような単純なモデルを構築し,IC間隔と目的地および最寄りICまでの時間圏域との関係を把握する.そして,時間圏域の性質として,IC間隔の短縮によって目的地までの時間圏域は最寄りICまでの時間圏域に比べてより顕著に拡大することを明らかにする.次に,スマートICの導入によって時間圏域がどのように拡大するのかを観察する.スマートICとはETC専用のインターチェンジであり,導入に向けた社会実験が2004年から実施されている.そして,スマートICの導入効果は,IC間隔が長く一般道路の走行速度が低い地域で大きいことを示す.また,モデルから求めた時間圏域の面積で実際のスマートICの利用台数をある程度説明できることを確認する.

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 41.3 (0), 175-180, 2006-10-25

    公益社団法人 日本都市計画学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (11)*注記

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