Ａｌｑ３型側鎖を有する可溶性高分子錯体の合成と有機ＥＬ素子への応用

• 高山 俊雄

  東京大学生産技術研究所

• 北村 雅季

  東京大学先端科学技術研究センター

• 小林 恭

  日本軽金属 (株)

• 荒川 泰彦

  東京大学先端科学技術研究センター

• 工藤 一秋

  東京大学生産技術研究所

書誌事項

タイトル別名

• Synthesis of Alq3-pendent Soluble Polymers and Their Application to Organic Light Emitting Diode
• Alq3ガタ ソクサ オ ユウスル カヨウセイ コウブンシ サクタイ ノ ゴウセイ ト ユウキ EL ソシ エ ノ オウヨウ

抄録

電子輸送性を示すトリス (8-ヒドロキシキノリナト) アルミニウム (Alq₃) 部位を側鎖にもつホモポリメタクリラートを合成し, それを用いた有機エレクトロルミネッセンス (EL) 素子の作製・評価を行った. 高分子錯体の配位子交換による架橋・不溶化の抑制を意図して, 7位に2級アルキル基を有する8-ヒドロキシキノリン (8-HQ) 類を設計・合成するとともに, それらをメタクリラートモノマーへと誘導してラジカル重合により高分子配位子を得た. これらの配位子を組み合せていくつかの側鎖Alq₃型高分子錯体を合成し, 一部の錯体が可溶性を示すことを見いだした. 可溶性高分子錯体をポリビニルカルバゾールと組み合せて二層型の高分子EL素子を作製し評価を行ったところ, より小さい7位アルキル基を有する8-HQ誘導体を配位子とする高分子錯体を用いた場合に, より高い発光効率を与えることがわかった.

収録刊行物

• 高分子論文集

  高分子論文集 63 (10), 696-703, 2006

  公益社団法人 高分子学会

キーワード

• Organic Light Emitting Diode
• Tris (8-hydroxyquinolinato) aluminum
• Soluble Polymer
• Polymer Metal Complex
• Ligand Design

詳細情報

• CRID: 1390001206523317248
• NII論文ID: 10018319110
• NII書誌ID: AN00085011
• DOI: 10.1295/koron.63.696
• ISSN: 18815685
• ISSN: 03862186
• NDL書誌ID: 8570618
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I8570618
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可