書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Successful Thyroplasty for Sulcus Vocalis
- 症例報告 甲状軟骨形成術が奏功した声帯溝症の1例
- ショウレイ ホウコク コウジョウナンコツケイセイジュツ ガ ソウコウ シタ セイタイ コウショウ ノ 1レイ
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抄録
声帯溝症の治療には,側頭筋膜移植術,シリコン注入術,脂肪注入術,音声治療,など多数の報告がある。今回われわれは,甲状軟骨形成術I型+II型を施行し,奏効した症例を経験したので報告する。症例は72歳男性,主訴は嗄声であった。聴覚印象はG(3)R(2)B(3)A(1)S(3),MPTは8秒,F0は191 Hz,ストロボスコピーで両側声帯遊離縁に溝を認め声帯溝症と診断し,溝のより深い左側にI型を施行した。術後気息性嗄声は改善したが,ピッチに関しては満足が得られなく,また溝がわずかに残存していたため,左側のI型の再施行と両側のIV型を追加した。術後はG(1)R(1)B(0)A(0)S(0),MPTが25秒,F0は223 Hzに上昇した。以上より甲状軟骨形成術I型は声帯溝症の声門閉鎖不全を解消するのに有用であった。また,IV型を追加することでより患者の満足がいく音声が得られた。
収録刊行物
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- 日本気管食道科学会会報
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日本気管食道科学会会報 57 (3), 283-287, 2006
特定非営利活動法人 日本気管食道科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205015055232
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- NII論文ID
- 10018332733
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- NII書誌ID
- AN00187474
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- ISSN
- 18806848
- 00290645
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- NDL書誌ID
- 7992089
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可