量子もつれ光子対の蒸留と雑音下での量子情報通信

• 山本 俊

  大阪大学 大学院 基礎工学研究科

• 小芦 雅斗

  大阪大学 大学院 基礎工学研究科

• Sahin K. Ozdemir

  大阪大学 大学院 基礎工学研究科

• 井元 信之

  大阪大学 大学院 基礎工学研究科

書誌事項

タイトル別名

• Entanglement distillation and quantum communication over noisy channels
• 研究紹介 量子もつれ光子対の蒸留と雑音下での量子情報通信
• ケンキュウ ショウカイ リョウシモツレ コウシツイ ノ ジョウリュウ ト ザツオン カ デ ノ リョウシ ジョウホウ ツウシン

抄録

量子情報処理において，量子もつれは重要なリソースである．特に量子もつれ光子対を用いた量子情報通信は量子暗号，量子テレポーテーション，量子中継などを可能にする．しかし，雑音などの影響で量子もつれが失われてしまうため，それらをうまく回復することが重要となる．本稿では，この失われてしまう量子もつれをうまく回復するための量子もつれの蒸留を解説し，最近の筆者らの実証実験を紹介する．また，これをうまく利用した相関のある雑音下における汎用性のある量子情報通信も紹介する．

収録刊行物

• 応用物理

  応用物理 75 (11), 1359-1363, 2006-11-10

  公益社団法人 応用物理学会

キーワード

• quantum information
• quantum communication
• entanglement distillation
• parametric downconversion
• correlated noise

詳細情報

• CRID: 1390001277357190400
• NII論文ID: 10018341829
• NII書誌ID: AN00026679
• DOI: 10.11470/oubutsu.75.11_1359
• ISSN: 21882290
• ISSN: 03698009
• NDL書誌ID: 8521903
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I8521903
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可