千葉県における産業廃棄物処理の現状

書誌事項

タイトル別名
  • Current Situation Surrounding Industrial Waste Disposal in Chiba Prefecture
  • チバケン ニ オケル サンギョウ ハイキブツ ショリ ノ ゲンジョウ

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抄録

千葉県では,1999年度には全国の不法投棄量の約40%が集中し,それ以降の3年間,全国ワーストワンという不名誉な結果となった。不法投棄された廃棄物は硫酸ピッチと建築物の解体に伴って発生する木くずと建築汚泥と建築残土などである。<BR>このため千葉県では不法投棄防止対策として,グリーンアクションチームなどによる監視の強化,千葉県警内における環境犯罪課の設置,千葉県独自の条例制定などの対策を講じ,不法投棄に取り組んできた。<BR>この取り組みの結果,2004年度には不法投棄量はピーク時の20分の1に減少した。しかし,2004年度末の不法投棄された廃棄物の残存量は約390万tにものぼる。<BR>そのため千葉県では,業者への撤去措置命令の発動,行政代執行による撤去や処理の推進に取り組んでいる。

収録刊行物

  • 紙パ技協誌

    紙パ技協誌 60 (11), 1632-1637, 2006

    紙パルプ技術協会

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