再発性胃消化管間質性腫瘍(GIST)に対するメシル酸イマチニブによる治療

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  • STI571 for GIST

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抄録

GISTはSTI571の有効性が報告されて以来,その治療法が大きく変貌し,注目されている疾患である.われわれは2000年以降19例のGISTの治療を行った.19回の切除(局所切除14例,胃全摘2例,幽門側胃切除2例,肝切除1例)を施行,切除不能例や再発例5例に対してSTI571を投与した.STI571の治療効果はPR 2例,SD 1例,PD 1例,評価不能1例で奏効率は50%,病勢は80%の症例でコントロール可能であった.副作用として眼瞼,下腿の浮腫を全例に認めるなど副作用発生率は高いが,重度の副作用を認めず,安全性は高いと考えた.STI571と手術を適切に選択して治療を行うことが重要である.<br>

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