親子の生体計測データからみた頭顔部寸法の世代差

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  • Inter-generation Differences in Cephalic Measurements: Father-son and Mother-daughter Comparisons
  • オヤコ ノ セイタイ ケイソク データ カラ ミタ トウガンブ スンポウ ノ セダイサ

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抄録

顔面サイズの世代差を調べるために,青年女性65名(平均年齢22.3歳)とその母親55名(平均年齢51.1歳),青年男性35名(平均年齢25.0歳)とその父親29名(平均年齢56.5歳)について6項目の頭顔部寸法を計測した。男女の下顎角幅と女性の頭長と申告身長に5%水準で有意な世代差が認められた。ステップワイズ判別分析の結果,世代の判別において最も重要な項目は下顎角幅であった。子供世代の方が下顎角幅が小さく,顔サイズが小さい。世代差の原因が骨あるいは軟部組織の時代変化,下顎骨の成長,軟部組織の加齢による増加のいずれによるかは,今回のデータからは不明である。<br>

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