健常成人男性において上肢エルゴメーターを用いて測定した酸素摂取効率勾配の有用性

  • 大槻 桂右
    川崎医療福祉大学大学院 医療技術学研究科リハビリテーション学専攻博士後期課程
  • 渡辺 進
    川崎医療福祉大学

書誌事項

タイトル別名
  • Usefulness of the Oxygen Uptake Efficiency Slope using an Upper Limb Ergometer for Healthy Male Subjects
  • ケンジョウ セイジン ダンセイ ニ オイテ ジョウシ エルゴメーター オ モチイテ ソクテイ シタ サンソ セッシュ コウリツ コウバイ ノ ユウヨウセイ

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抄録

本研究の目的は, 上肢エルゴメーターによる酸素摂取効率勾配(Oxygen Uptake Efficiency Slope: OUES)の有用性を検討することである。健常成人男性10名を対象に, 上肢エルゴメーターと下肢エルゴメーターによるOUESを測定した。その結果, 上肢エルゴメーターでのOUESは下肢エルゴメーターのOUESの84%であり, 有意に小さかった(p<0.05)。また最高酸素摂取量(peak VO2)との関係は, 上肢エルゴメーターが相関係数r= 0.90, 下肢エルゴメーターが相関係数r= 0.92であり有意な相関を認めた(p<0.05)。OUESとpeak VO2との相関係数は無酸素性作業閾値とpeak VO2との相関係数よりも大きかったことから, OUESを用いた上肢エルゴメーターによる運動耐容能評価の有用性が示唆された。<br>

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参考文献 (25)*注記

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