足底，下腿筋個別冷却後の立位姿勢制御に関する研究―閉眼での静的，動的立位姿勢制御の筋活動と重心総軌跡長比較―

• 崎田 正博

  麻生リハビリテーション専門学校　理学療法学科

• 熊谷 秋三

  九州大学　健康科学センター

• 河野 一郎

  九州大学病院　リハビリテーション部

• 高杉 紳一郎

  九州大学病院　リハビリテーション部

書誌事項

タイトル別名

• Standing Postural Control after Cooling of Sole and Crural Muscles-Comparisons of Muscle Activities and Lengths of Center of Gravity Sway on Static and Dynamic Postural Control with Eyes Closed-
• 足底,下腿筋個別冷却後の立位姿勢制御に関する研究
• ソクテイ カタイキン コベツ レイキャク ゴ ノ リツイ シセイ セイギョ ニ カンスル ケンキュウ
• -Comparisons of Muscle Activities and Lengths of Center of Gravity Sway on Static and Dynamic Postural Control with Eyes Closed-
• ―閉眼での静的，動的立位姿勢制御の筋活動と重心総軌跡長比較―

抄録

本研究は，足底感覚と下腿筋固有受容覚のどちらが立位姿勢制御に寄与するかを検討した。対象は，健常成人男性12名。足底と下腿を個別冷却した。閉眼での静止立位および足部不安定立位の2条件で，体幹・下肢筋群の筋活動量と重心総軌跡長を冷却前（コントロール），冷却後（冷却後3分以内と冷却後皮膚温20°Cより高い状態）で比較検討した。筋活動量の変化率は，足底冷却後が下腿冷却後よりも下肢近位筋と体幹筋が有意にコントロールに対して増加し，重心総軌跡長は，足底冷却後が下腿冷却後よりも有意にコントロールに対して延長した。これらの結果から，足底感覚入力低下が下腿筋筋紡錘感覚入力の低下よりも足関節ストラテジーから股関節ストラテジーへと移行させ，重心総軌跡長の延長を招き，立位姿勢制御能を低下させると考えられた。

収録刊行物

• 理学療法科学

  理学療法科学 21 (4), 341-347, 2006

  理学療法科学学会

キーワード

• 立位姿勢制御
• 足底メカノレセプター
• 筋固有受容覚

詳細情報

• CRID: 1390001204643766016
• NII論文ID: 10018450820
• NII書誌ID: AN10472896
• DOI: 10.1589/rika.21.341
• ISSN: 24342807
• ISSN: 13411667
• NDL書誌ID: 8641520
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I8641520
• Web Site: http://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/21/4/21_4_341/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2007134553
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可