5.ウイルス学分野のバイオハザード対策,キャビネットを中心として

書誌事項

タイトル別名
  • Biological Safety in Virological Field with Special Considerations on Class II Biological Safety Cabinets
  • ウイルス学分野のバイオハザード対策,キャビネットを中心として
  • ウイルスガク ブンヤ ノ バイオハザード タイサク キャビネット オ チュウシン ト シテ

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抄録

バイオハザード対策の要は,機械や設備ではなく,作業者の教育と,作業者が規則を遵守する態度である.これがなければ,器具や機械,設備をどんなに備えても意味がない.器具や機械を導入するときには,効果のあるものを選択し,適切な管理・維持する必要がある.バイオハザード対策用クラスIIキャビネットは安全機器である.使用期間を通じて安全性を保証なければ意味がない.機械である以上,正常に動いていることを確認する作業は,是非とも必要である.正しい計器を,正しく使って,作業室の安全を確保するよう勤めたいものである.組換えDNA実験に対して最近公布された法律は,適当な変更を加えて後,病原体等の取扱いに対しても適用すべきである.

収録刊行物

  • ウイルス

    ウイルス 56 (2), 193-199, 2006

    日本ウイルス学会

参考文献 (8)*注記

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