書誌事項
- タイトル別名
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- Human Papillomavirus and Cervical Cancer
- ヒトパピローマウイルスと子宮頸癌
- ヒトパピローマウイルス ト シキュウケイガン
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抄録
HPVは8000塩基対の環状2本鎖DNAをゲノムとする小型のウイルスで,エンヴェロープは無い.表皮基底細胞に侵入し,核内エピゾームとして潜伏持続感染する.感染細胞が表皮形成の分化を始めると,HPVゲノムの複製に利用するため,E6蛋白質がp53を分解し,E7蛋白質がpRbの機能を阻害して細胞のDNA合成系を再活性化する.通常ウイルス増殖後に感染細胞は死滅する.ごく稀に細胞DNAにE6,E7遺伝子が組み込まれ,ウイルス増殖ができないにもかかわらずE6及びE7蛋白質が継続的に高発現することがある.このような細胞は不死化し,さらに変異が蓄積して癌化する.100以上の遺伝子型のうち,このような機構で子宮頚癌に関わるものは16型や18型等の13の型(高リスク型)である.主要キャプシド蛋白質のみを細胞で高発現させると,自律的に集合してウイルス様粒子ができる.6,11,16,18型のウイルス様粒子を抗原とするワクチンの臨床試験が行われ,これまでの成績は型特異的な感染予防効果を示している.
収録刊行物
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- ウイルス
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ウイルス 56 (2), 219-230, 2006
日本ウイルス学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205078270208
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- NII論文ID
- 10018452172
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- NII書誌ID
- AN00018808
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BD2sXjtVWgtr4%3D
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- ISSN
- 18843433
- 00426857
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- NDL書誌ID
- 8630595
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可