書誌事項
- タイトル別名
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- LONG-TERM RESULTS OF POSTOPERATIVE FUNCTION AFTER RECONSTRUCTION OF LATERAL AND SUPERIOR OROPHARYNGEAL DEFECTS
- ―Gehanno法による長期成績の検討―
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抄録
中咽頭癌において上側壁が切除された場合,術後にしばしば鼻呼吸,嚥下,構音障害をきたす。著者らはこのような欠損における再建にGehanno法を用い,術直後より良好な術後機能を得ている。今回Gehanno法の長期的成績について評価をおこない,同法の有用性につき検討をおこなった。1997年より現在までに33例に対しGehanno法を施行し,今回8例に対して,術後機能評価を行うことができた。それらの症例については概ね順調に術後機能の維持ができていると思われるが,前腕皮弁使用例の一部において,術後徐々に機能が悪化してくる症例があった。元来前腕皮弁は柔軟性に優れており,中咽頭のような複雑な形態の再建に適しているとされていたが,Gehanno法による再建材料としては,周囲組織の瘢痕による形態的変化を受けやすい可能性が示唆され,皮弁の第一選択としては腹直筋皮弁が推奨されると思われた。
収録刊行物
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- 頭頸部癌
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頭頸部癌 32 (4), 474-480, 2006
日本頭頸部癌学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680198481280
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- NII論文ID
- 10018452790
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- NII書誌ID
- AA11985555
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- ISSN
- 18818382
- 13495747
- http://id.crossref.org/issn/13495747
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可