小児に発生した耳下腺癌の２症例

• 高根 陽子

  久留米大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座

• 千々和 秀記

  久留米大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座

• 坂本 菊男

  久留米大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座

• 宮嶋 義巳

  久留米大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座

• 山内 俊彦

  久留米大学形成外科・顎顔面外科学講座

• 清川 兼輔

  久留米大学形成外科・顎顔面外科学講座

書誌事項

タイトル別名

• TWO CASES OF CARCINOMA OF THE PAROTID GLAND OF A CHILD

抄録

10歳以下の小児耳下腺癌の2症例を経験した。本邦の統計に基づいて，報告では1958年から1996年に耳下腺癌1649例中，10歳以下は9例で，本例は非常に稀な症例であった。組織型は2例ともlow gradeのmucoepidermoid carcinomaであった。手術は耳下腺全摘術，顔面神経移植術を行った。現在，顔面表情の回復は良好であり，再発なく生存している。

収録刊行物

• 頭頸部癌

  頭頸部癌 32 (4), 506-509, 2006

  日本頭頸部癌学会

キーワード

• 耳下腺癌
• 小児
• 神経移植

詳細情報

• CRID: 1390282680198516352
• NII論文ID: 10018452865
• NII書誌ID: AA11985555
• DOI: 10.5981/jjhnc.32.506
• ISSN: 18818382
• ISSN: 13495747
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2007110452
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可