日本のトランスレーショナルリサーチをどう進めるか  基礎研究を臨床の形にすること,その問題点

  • 小松 弘和
    名古屋市立大学医学部医学研究科臨床分子内科学
  • 上田 龍三
    名古屋市立大学医学部医学研究科臨床分子内科学

書誌事項

タイトル別名
  • The state of the art and the issue of translational research in Japan
  • 基礎研究を臨床の形にすること,その問題点
  • キソ ケンキュウ オ リンショウ ノ カタチ ニ スル コト ソノ モンダイテン

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抄録

がん領域での分子生物学的解明の急速な進歩により新しい治療標的の同定が可能となってきた.基礎研究の成果を臨床に還元させるトランスレーショナルリサーチ(translational research, TR)の推進が創薬を迅速に,かつ効率的に成功させるために必須である.しかし,多くの財政的,法律的,倫理的,組織的な問題点が山積している.現時点では未熟なわが国のTRを推進していくには,萌芽してきたこのTRに対する気運を国策として継続して議論し支援していくことが求められる.

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