強化インスリン療法の基礎インスリンをNPHからグラルギンに変更した症例の検討 A 48-Weeks Investigation on Cases of Switching NPH to Insulin Glargine in Intensive Insulin Therapy for Diabetes Patients in Insulin-Deficient State

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抄録

強化インスリン療法中で基礎インスリンをグラルギンに変更したインスリン依存状態の糖尿病患者14例について,変更後48週における臨床効果を検討した.同時に低血糖の頻度についても調査した.対象患者のHbA<sub>1</sub>cは9.2±1.0%で4∼8週にかけて有意に低下し,48週後は8.5±0.9%であった.総インスリン投与量は30.6±8.7 U/日から,4∼16週にかけて有意に低下し,48週後は28.6±9.5 U/日となった.対象患者のうち8例が夜間の低血糖が減少したと回答した.24週から48週の平均HbA<sub>1</sub>cが9%以上の症例では,変更初期におけるインスリン投与量の変動が大きく,低血糖の頻度が増加した症例が多くみられた.夜間低血糖を減少させる点で,グラルギンへの変更は有用と考える.しかし,変更初期に血糖コントロールが不安定となり,総インスリン投与量を減量せざるを得ない症例では長期的にはコントロールが悪化する可能性もあり注意が必要である.

収録刊行物

  • 糖尿病 = Journal of the Japan Diabetes Society  

    糖尿病 = Journal of the Japan Diabetes Society 50(1), 41-46, 2007-01-30 

    THE JAPAN DIABETES SOCIETY

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被引用文献:  2件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10018570412
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00166576
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    0021437X
  • NDL 記事登録ID
    8687160
  • NDL 雑誌分類
    ZS21(科学技術--医学--内科学)
  • NDL 請求記号
    Z19-401
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  J-STAGE 
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