わが国における人工肛門の起源

書誌事項

タイトル別名
  • The history of the colostomy in japan
  • ワガクニ ニ オケル ジンコウコウモン ノ キゲン

この論文をさがす

抄録

人工肛門に言及した1903年以前の文献を探し出し、わが国における人工肛門の初期史を考察した。文献は18件みつかった。これによると、人工肛門に関する知識が西洋から日本に伝わった。人工肛門を意味する最古の訳語は1832年に現れた「義肛」で、人工肛門に関する知識は『泰西名医彙講』(1837年)の出版後に深まったと思われる。人工肛門の実際については、はじめて人工肛門が造られたのがいつかは分からないが、遅くとも1892年に造られた記録がある。また、1910年までには数十例の人工肛門造設術が行われたという報告がある。

収録刊行物

参考文献 (39)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ