耐溶鋼摩耗性に与える耐火物組成の影響

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タイトル別名
  • The effect of the refractory composition on erosion resistance

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抄録

連続鋳造用ノズル材の内孔溶損現象は化学的溶損と機械的摩耗とが複合した摩耗溶損現象と言える。この現象を実験的に再現し耐溶鋼摩耗性を評価する新しい方法により、耐火物組成や鋼中酸素濃度などの影響を検討した。 その結果、耐溶鋼摩耗性について次のことが分かった。1)骨材種としてアルミナ質が最低で、次いでスピネル質、マグネシア質、ジルコニア質の順である。2)AG材質のカーボン含有量の影響は、鋼中酸素濃度が低い場合(13-36ppm)はさほど大きくないが同濃度が上昇すると(124-153ppm)カーボン量の上昇に伴って耐溶鋼摩耗性が低下する。3)Al2O3-SiC-C材質のSiO2置換は、Hi-Mn鋼では置換量と共に耐溶鋼摩耗性が顕著に低下する。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680592180992
  • NII論文ID
    10018633155
    130006972297
  • NII書誌ID
    AA10884927
  • DOI
    10.14853/pcersj.2006f.0.652.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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