書誌事項
- タイトル別名
-
- Clinical experiences of five cases with ulcerative colitis and recto- or anovaginal fistula
この論文をさがす
抄録
潰瘍性大腸炎に直腸(肛門)膣瘻を合併した5例の治療成績を検討した.全例が発症後5年以上経過した全大腸炎型,再燃緩解型で,4例に肛門周囲膿瘍,下部直腸狭窄などの病変があった.難治またはdysplasiaのため4例に大腸全摘,回腸嚢肛門管吻合術を行い,1例は保存的治療中である.瘻孔を含めて直腸を切除した1例と瘻孔部を残し肛門膣中隔を筋皮弁で再建した1例は膣瘻が完全に閉鎖し,瘻孔部を切除した1例は少量の分泌物を認めるのみで,著明に改善した.潰瘍性大腸炎に合併する直腸膣瘻は下部直腸,肛門に長期間強い炎症がある例に発症し,根治には大腸全摘術,回腸嚢肛門管あるいは肛門吻合術が必要と思われた.<br>
収録刊行物
-
- 日本消化器病学会雑誌
-
日本消化器病学会雑誌 103 (12), 1355-1360, 2006
一般財団法人 日本消化器病学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001206400441856
-
- NII論文ID
- 10018687081
-
- NII書誌ID
- AN00192124
-
- COI
- 1:STN:280:DC%2BD28jhtFKntA%3D%3D
-
- ISSN
- 13497693
- 04466586
-
- PubMed
- 17148923
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- PubMed
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可