ＡＬＴ正常ＨＣＶ　Ｇｅｎｏｔｙｐｅ　２型高ウイルス群の肝組織学的所見とＩＦＮ治療についての検討

• 占部 綾子

  広島赤十字・原爆病院第二内科

• 相光 汐美

  広島赤十字・原爆病院第二内科

• 相坂 康之

  広島赤十字・原爆病院第二内科

• 高野 弘嗣

  広島赤十字・原爆病院第二内科

• 川上 広育

  川上消化器内科クリニック

• 茶山 一彰

  広島大学分子病態制御内科学

書誌事項

タイトル別名

• Histological findings and interferon treatment outcomes in patients with normal ALT levels and high viral load of HCV genotype 2
• 特集 座談会 日本のNASH・NAFLDの現状と将来展望
• トクシュウ ザダンカイ ニホン ノ NASH NAFLD ノ ゲンジョウ ト ショウライ テンボウ
• ALT セイジョウ HCV Genotype 2ガタ コウウイルスグン ノ カン ソシキガクテキ ショケン ト IFN チリョウ ニ ツイテ ノ ケントウ
• Round-table discussion on NASH and NAFLD in Japan: current status and future prospects

抄録

ALT値が持続的に正常値を示すC型慢性肝炎においても肝組織学的な検討を行うと肝線維化の進展例があり，このような症例のうち治療効果の高いHCV Genotype 2型では積極的な治療が議論されている．今回著者らは当院でのALT正常HCV Genotype 2型高ウイルス群24例についてALT持続正常群12例，ALT一過性変動群12例の2つのグループに分け，肝組織学的病期の進展の程度とIFN治療効果について比較検討した．IFN治療前の肝組織学的所見は全症例においてF0は無く，両群ともF1 9例（75%），F2 3例（25%）の肝線維化が認められ，F3は認めなかった．IFNα-2b+リバビリン併用療法のSVR（sustained virological response；SVR）率はALT持続正常群75%, ALT一過性変動群83.3%と両群で同等に高率であった．またALT持続正常群で有意に早期のウイルス陰性化が認められ，ALT持続正常HCV Genotype 2型高ウイルス群におけるIFN治療の有用性が示唆された．<br>

収録刊行物

• 肝臓

  肝臓 48 (12), 581-588, 2007

  一般社団法人　日本肝臓学会

キーワード

• C型慢性肝炎
• 正常ALT
• 原因療法
• 肝組織
• HCV Genotype 2型

詳細情報

• CRID: 1390282679765843072
• NII論文ID: 130000098088
• NII論文ID: 10018688282
• NII書誌ID: AN00047770
• DOI: 10.2957/kanzo.48.581
• DOI: 10.2957/kanzo.47.529
• ISSN: 18813593
• ISSN: 04514203
• NDL書誌ID: 8617730
• NDL書誌ID: 9311317
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I8617730
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I9311317
• Web Site: http://www.jstage.jst.go.jp/article/kanzo/47/12/47_12_529/_pdf
• Web Site: http://www.jstage.jst.go.jp/article/kanzo/48/12/48_12_581/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2008107683
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可