ベプリジルの薬物動態の特徴 Characteristics of pharmacokinetics of bepridil

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抄録

ベプリジル継続投与中の有効血中濃度は明確にされておらず, 同様に有効性との関連も明確にされていない.そこで頻脈性不整脈治療を目的にベプリジル継続投与中の101例で血中濃度を測定し, 血中濃度とべプリジル摂取後の時間経過との関連を検討した.ベプリジルは100~200mg/日を朝, 夕の2回あるいは朝, 昼夕の3回服用し, 全例が服用開始後30日以上経過した継続例であった.服用後1時間での最高値は0, 7μg/mL, 最低値は0.27μg/mL, 2時間の最高値は1.37μg/mL, 最低値は0.20μg/mL, 3時間では1.83μg/mLと0.17μg/mL, 4時間は1.69μg/mLと0.05μg/mL, 5時間は1.59μg/mLと0.26μg/mLであった.また, ベプリジルが有効であった症例の血中濃度と服用後の時間経過をみると2時間後も10時間後も血中濃度は0、6μg/mL以上であった.一方, ベプリジルが有効でない症例の血中濃度と服用後の時間経過をみると, 2時間後および4, 5時間後の血中濃度は0.3μ9/mL前後であった.ベプリジルの血中濃度は用量依存性を示した、また, 慢性腎不全で血液透析を受けている3症例に心房細動予防の目的で投与されたべプリジルの血中濃度を透析前後で比較してみると, ベプリジルは透析で除去されることなく, 透析前後でほぼ同様の値を示した.

収録刊行物

  • 心電図 = Electrocardiology  

    心電図 = Electrocardiology 27(1), 30-35, 2007-01-25 

    The Japanese Society of Electrocardiology

参考文献:  5件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10018691596
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00358282
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    02851660
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
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