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- 藤木 明
- 富山大学医学部第二内科
書誌事項
- タイトル別名
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- <I>Effects of bepridil on atrial fibrillation</I>
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抄録
心房細動は薬剤抵抗性となることが多い.その背景には心房の電気的, 機械的, 構造的リモデリングが関与する.抗不整脈薬のなかでもマルチチャネル遮断薬のアミオダロンとべプリジルがこの電気的リモデリングを抑制する.ベプリジルの作用部位はアミオダロンと同じくNa+, Ca2+, 複数のK+チャネルに加え, ミトコンドリアKATPチャネルと多岐にわたる.これらの総合的な作用が, ベプリジルの持続性心房細動に対する特異な停止効果に結びついているのであろう.実際, 心房細動停止までに平均1カ月を要し, その間徐々に心房細動周期長が延長し, 細動波が組織化する.さらに洞調律復帰早期より心房収縮能が回復する点も, リモデリングからの回復を示唆する.持続性心房細動において労作時の動悸や息切れがコントロールできない例には, ベプリジルによる洞調律化を一度は試みてよいと考える.
収録刊行物
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- 心電図
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心電図 27 (1), 36-44, 2007
一般社団法人 日本不整脈心電学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204773053440
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- NII論文ID
- 10018691602
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- NII書誌ID
- AN00358282
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- ISSN
- 18842437
- 02851660
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可