小笠原諸島父島におけるイシガキダイの種苗生産 Seedling Production of Spotted Parrot fish Oplegnathus punctatus in Chichi-jima, Ogasawara Islands, Southern Japan

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抄録

2003年4月から6月にかけて小笠原諸島父島でイシガキダイの種苗生産を行った。受精卵は1m3ポリカーボネイト水槽3基に3万粒ずつ収容して飼育を開始した。仔魚には、S型ワムシ、アルテミア、配合飼料、冷凍コペポーダを成長に応じて給餌した。飼育水温は21.1~25.9℃であった。取り揚げは全長約20mm に達した日齢40に行い、3水槽で合計37,326尾を生産した。取り揚げた稚魚の活力は良好であった。単位水槽容積当たりの生産尾数は12,442尾/m3で、平均生残率は41.5%であった。稚魚の奇形率は4.3%であった。仔稚魚の全長は、ふ化直後の3.50mmから、日齢10の5.28mm、日齢20の8.17mm、日齢30の14.07mm、日齢40の20.83mmと成長した。開鰾は日齢4から始まり、ほとんどの仔魚は日齢5までに開鰾した。仔魚は全長3.80mmに達した日齢3からS型ワムシの摂餌が認められ、4.6mmからはアルテミア、11.23mmからは配合飼料、15.00mmからは冷凍コペポーダの摂餌が確認された。また、仔魚は全長8~9mm以降は活発な遊泳行動がみられ、全長12mm以降では、急な加速や方向転換などの複雑な遊泳行動がみられた。共食いは日齢28以降でわずかにみられた。今回の種苗生産方法を再現することによって、当地では毎年安定的な種苗生産が可能となった。

収録刊行物

  • 水産増殖  

    水産増殖 54(4), 481-488, 2006-12-20 

    水産増殖談話会

参考文献:  30件

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被引用文献:  1件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10018710587
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00124667
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    03714217
  • NDL 記事登録ID
    8653420
  • NDL 雑誌分類
    ZR26(科学技術--農林水産--水産)
  • NDL 請求記号
    Z18-761
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  IR 
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