食道癌術後管理における好中球エラスターゼ阻害剤投与の有用性 Clinical Usefulness of Neutrofil Elastase Inhibitor in Radical Esophagectomy for Esophageal Cancer

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著者

    • 大杉 治司 OSUGI Harushi
    • 大阪市立大学大学院医学研究科消化器外科 Department of Gastroenterological Surgery, Osaka City University Graduate School of Medicine
    • 李 栄柱 LEE Shigeru
    • 大阪市立大学大学院医学研究科消化器外科 Department of Gastroenterological Surgery, Osaka City University Graduate School of Medicine
    • 岸田 哲 KISHIDA Satoru
    • 大阪市立大学大学院医学研究科消化器外科 Department of Gastroenterological Surgery, Osaka City University Graduate School of Medicine
    • 西沢 聡 HISHIZAWA Satoshi
    • 大阪市立大学大学院医学研究科消化器外科 Department of Gastroenterological Surgery, Osaka City University Graduate School of Medicine
    • 岩崎 洋 IWASAKI Hiroshi
    • 大阪市立大学大学院医学研究科消化器外科 Department of Gastroenterological Surgery, Osaka City University Graduate School of Medicine
    • 形部 憲 GYOUBU Kenn
    • 大阪市立大学大学院医学研究科消化器外科 Department of Gastroenterological Surgery, Osaka City University Graduate School of Medicine
    • 吉田 佳世 YOSHIDA Kayo
    • 大阪市立大学大学院医学研究科消化器外科 Department of Gastroenterological Surgery, Osaka City University Graduate School of Medicine

抄録

食道癌根治術後管理におけるエラスターゼ阻害剤 (SN) 投与の有効性について報告する。2003年1月~2005年7月までの胸部食道癌根治術施行48例を, SNを投与した24例 (SN+群) と投与しなかった24例 (SN-群) に分けた。これら全例で術直前にステロイドを投与している。また, 2003年1月以前でSNとステロイドを投与していない, 同手術施行22例をN群とした。これら症例で術7病日までのIL-6・好中球エラスターゼ (PMNE) ・CRP・WBC・AST・ALT・PaO2/FiO2比 (P/F ratio) の変動とSIRS期間を比較検討した。術後肺炎の頻度はN群が多い傾向にあった。PMNEはN群に比べ, 他の2群が低値で推移し, IL―6値は3群間に差を認めた。P/FratioはSN+群が最も高値で推移し, 各群間に有意差を認めた。SIRS期間には各群間に差がなかった。食道癌術後のSN投与は呼吸機能障害の早期回復および手術侵襲の制御に有用で, 今後食道癌術後管理における重要な因子のひとつとなると思われる。

収録刊行物

  • 日本外科系連合学会誌  

    日本外科系連合学会誌 31(6), 909-913, 2006-12-30 

    日本外科系連合学会

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10018717070
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00002502
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    03857883
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
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