ERCP後膵炎の後に肝左葉切除術を施行し術後膵膿瘍を発生した肝内胆管癌の1例 A Case Report of Pancreas Abscess in a Post-ERCP Pancreatitis Patient who Underwent Cholangiocarcinoma Surgery

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著者

    • 木村 真樹 KIMURA Masaki
    • 岐阜大学大学院医学系研究科高度先進外科学分野 Advanced Surgery, Graduate School of Medicine, Gifu University
    • 山田 卓也 YAMADA Takuya
    • 岐阜大学大学院医学系研究科高度先進外科学分野 Advanced Surgery, Graduate School of Medicine, Gifu University
    • 木山 茂 KIYAMA Shigeru
    • 岐阜大学大学院医学系研究科高度先進外科学分野 Advanced Surgery, Graduate School of Medicine, Gifu University
    • 關野 考史 SEKINO Takafumi
    • 岐阜大学大学院医学系研究科高度先進外科学分野 Advanced Surgery, Graduate School of Medicine, Gifu University

抄録

症例は40歳代, 男性。肝機能異常とUSで胆管拡張を指摘された。CTで肝S2/3に24×40mmの腫瘤を認め, ERCP下生検で肝内胆管細胞癌と診断した。肝左葉切除術を予定したがERCP後にgrade IVの急性膵炎を発症し仮性嚢胞を形成した。保存的治療で軽快し肝左葉切除術を施行した。第34病日に40℃の発熱とWBCおよびCRPの上昇を認め, CTで膵頭部の低吸収域内部にairを認め感染性膵壊死と診断した。抗生剤投与で軽快退院したが, 再度発熱し再入院した。膵膿瘍と診断して経胃膿瘍ドレナージを施行した。計3回のドレナージと抗生剤含有生理食塩水での洗浄で改善しないため開腹ドレナージとNecrosectomy (膵壊死組織切除) を要した。膵膿瘍と感染性膵壊死の鑑別は重要であり, 膵膿瘍と診断した場合経胃的ドレナージで軽快しなければ膵壊死組織切除術と開腹ドレナージが必要であると考えられた。

収録刊行物

  • 日本外科系連合学会誌  

    日本外科系連合学会誌 31(6), 979-982, 2006-12-30 

    日本外科系連合学会

参考文献:  9件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10018717266
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00002502
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    03857883
  • データ提供元
    CJP書誌  J-STAGE 
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