胆嚢カルチノイドの1例 A Case Report of Carcinoid Tumor of the Gallbladder

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抄録

今回, 胆嚢に原発したと思われる稀なカルチノイドの1例を経験したので報告する。症例は66歳, 男性。検診にて肝機能異常を指摘され来院した。腹部US, CT, MRI検査にて胆嚢頸部に約10mmの腫瘍を認め, コレステロールポリープあるいは腺腫を疑い腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した。切除標本では腫瘍は胆嚢頸部に存在し, 12×7.5mmで, 有茎性で, 弾性硬の腫瘍を認めた。病理検査で類円形の核をもち核異形が低く, 分裂像もわずかな細胞を認め, Grimelius染色陽性, ChromograninA染色陽性, Masson-Fontana染色陰性であったことから, 胆嚢カルチノイドと診断した。Flow cytometryによる核DNA量の測定ではdiploid patternを示した。カルチノイドは消化管, 肺, 気管支などの臓器より発生することが多く, 胆嚢原発は稀である。治療は外科的切除が第1選択であるが予後不良例も存在することから, 今後十分な経過観察が必要と考えられた。

収録刊行物

  • 日本外科系連合学会誌  

    日本外科系連合学会誌 31(6), 983-987, 2006-12-30 

    日本外科系連合学会

参考文献:  18件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10018717276
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00002502
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    03857883
  • データ提供元
    CJP書誌  J-STAGE 
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