von Recklinghausen病に合併したgastrointestinal stromal tumorの1例

  • 石井 淳
    東邦大学医学部外科学講座 (大森) 一般・消化器外科
  • 金子 弘真
    東邦大学医学部外科学講座 (大森) 一般・消化器外科
  • 田村 晃
    東邦大学医学部外科学講座 (大森) 一般・消化器外科

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Gastrointestinal Stromal Tumors with von Recklinghausen's Disease

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抄録

症例はvon Recklinghausen病の41歳, 女性。消化管出血を主訴に来院。上部消化管内視鏡検査にてファーター乳頭部近傍に露出血管を伴う隆起性病変を認め, 諸検査にて十二指腸粘膜下腫瘍と診断した。幽門輪温存膵頭十二指腸切除術を行い, 術中トライツ靱帯から約150cmの空腸漿膜面に米粒大の腫瘍を認め局所切除を行った。免疫染色にて両腫瘍ともKIT陽性であることからgastrointestinal stromal tumor (GIST) と診断した。また十二指腸GISTは血管内浸潤と考えられる所見を認めた。これまでにvon Recklinghausen病に合併し, KIT陽性またはCD34陽性よりGISTと診断された本邦報告例の臨床像とともに, 若干の文献的考察を加え報告する。

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被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (17)*注記

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