十二指腸乳頭部内分泌細胞癌の1切除例 A Case of Endocrine Cell Carcinoma of the Papilla Vater of the Duodenum

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抄録

症例は68歳, 女性。黄疸を主訴に来院し, 精査にて十二指腸乳頭部の内分泌細胞癌と診断。膵頭十二指腸切除術, リンパ節郭清 (D3) が施行された。切除標本の免疫組織化学的検索にて, CD56・synaptophysin・NSE陽性, chromograninA弱陽性, CEA, CA19-9は陰性で, 内分泌細胞癌と確定診断された。術後経過は良好であったが, 術3カ月後に多発肝転移および腹腔内リンパ節転移を認め, 癌死した。自験例を含めた十二指腸乳頭部原発内分泌細胞癌の本邦報告例 (会議録を除く) は16例と少ないものの, その多くは急速に発育進展し, 高率に脈管侵襲と転移をきたし, 予後が非常に悪いきわめて悪性度の高いものがほとんどである。これら症例の検討から, 早期発見とともに化学療法を組み入れた集学的治療が予後改善につながるものと考えられた。

収録刊行物

  • 日本外科系連合学会誌  

    日本外科系連合学会誌 31(4), 703-707, 2006-08-30 

    日本外科系連合学会

参考文献:  19件

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被引用文献:  3件

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10018784961
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00002502
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    NOT
  • ISSN
    03857883
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  J-STAGE 
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